建災防の概要

 建設業労働災害防止協会(略称:建災防)は、建設業における労働災害の絶滅を目的として昭和39年9月、労働災害防止団体法に基づいて設立された団体です。
 北海道支部も翌昭和40年2月に設立され、以来長年にわたって道内における労働災害防止活動に取り組んでまいりました。
 道内建設業の労働災害は、会員の皆様のご努力により、短期的には増減があったものの長期的には着実に減少しています。
 特に昭和47年に労働安全衛生法が制定され、現場における統括管理など様々な労働災害防止対策が実施されたことにより、労働災害は大幅に減少しました。
 しかしながら、全産業の労働災害に占める建設業の割合は依然として高く、建設業界が一丸となって、一層の労働災害防止活動を推進していかなければなりません。
 建災防北海道支部は、会員の皆様とともに、これからも「労働災害ゼロ」をめざして労働災害防止活動に取り組んでまいります。

1.建設業労働災害防止協会(本部)

(1)名称

建設業労働災害防止協会(略称:建災防)

(2)所在地

〒108-0014
東京都港区芝5丁目35番2号 安全衛生総合会館7階
TEL:03-3453-8201(代表)

(3)設立

昭和39年9月1日 労働省(現:厚生労働省)設立認可

(4)目的

 建設業を営む事業主及び事業主の団体が会員となって組織された団体であって、建設業について労働災害防止規程を設定し、また、労働者の安全及び衛生についての措置に対する援助及び指導を行うなど、労働災害の防止に関して自主的な活動を行うことにより、事業主又は事業主の団体等が行う労働災害防止のための活動を促進し、もって建設業における労働災害防止を図ることを目的としています。

(5)設置根拠

労働災害防止団体法(昭和39年法律第118号)

(条文の抜粋)

第1条

この法律は、労働災害の防止を目的とする事業主の団体による自主的な活動を促進するための措置を講じ、もって労働災害の防止に寄与することを目的とする。

2.北海道支部のあらまし

(1)名称

建設業労働災害防止協会北海道支部(略称:建災防北海道支部)

(2)所在地

〒060-0004 札幌市中央区北4条西4丁目1番地 札幌国際ビル3階
TEL. 011-261-6187 FAX.011-211-6331

(3)支部長

岩田 圭剛(岩田地崎建設株式会社 代表取締役社長)

(4)設立

昭和40年2月13日

(5)会員の種類

  • ①1号会員(事業場会員)
     建設業を営む事業主(事業場)
  • ②2号会員(団体会員)
     職種別専門工事等を営んでいる事業主(事業場)が組織している団体

3.北海道支部の活動

(1)会員への支援

   ①建災防本部が作成した図書、教育用DVD、ポスター、のぼり、ステッカー、安全標識、安

    全保護具等を会員価格で販売します。

   ②広報誌「建設の安全」を無償配付します。

   ③安全管理士・安全指導者等による安全パトロール・安全講話等を行い、現場の安全衛生管理 

    に関する指導を行います。

   ④安全衛生に関する問合せに回答し、必要な資料等を提供します。

   ⑤会員の加入証明が必要な場合は、証明書を発行します。

(2)教育活動

 作業主任者講習、技能講習、特別教育、能力向上教育、その他教育等の資格取得講習会等を開催します。

(3)広報活動

 広報誌「建設の安全」で最新の情報を提供するとともに、安全衛生の技術書・教育用テキスト等を出版・販売します。

(4)週間行事・月間行事等の開催

  • ①建設工事着工期労働災害防止運動(4月1日~6月30日)
  • ②全国安全週間(7月1日~7日)、同準備期間(6月1日~6月30日)
  • ③全国労働衛生週間(10月1日~7日)、同準備期間(9月1日~9月30日)
  • ④建設工事追い込み期労働災害防止運動(10月1日~12月31日)
  • ⑤建設業年末年始労働災害防止強調期間(12月1日~1月15日)
  • ⑥建設業年度末労働災害防止強調月間(3月1日~3月31日)

(5)安全衛生大会等の開催

  • ①北海道建設業労働災害防止大会(例年6月下旬開催)
  • ②全国建設業労働災害防止大会(例年10月上旬開催)